納品は、ミスの代償が最も高くつく場面です。クライアントの環境で開かないファイル、縮尺の違う部品、一式に紛れ込んだ古いバージョン。いずれも往復のやり取りと遅延を招き、ときには信頼を損ないます。
3Dモデルのフォルダを送る前に行う体系的な確認と、それが何を担保しないのかを整理します。
実際のところ、トラブルはほぼ次の五つに収まります。
項目2、3、6に共通する原則は、単独で述べる価値があります。一つずつ点検するより効率がよいからです。正しいものを探すのではなく、はみ出しているものを探す。列で並べ替えれば極端な値が両端に集まります。何を探すべきかを事前に知らなくても、異常の側から名乗り出てくれます。
30点の一式なら、20分の確認が2分の点検になります。
一式を承認したら印を付けます。確認済みファイルにステータスのタグ、判断を要した部品にメモ、実際に出すものに評価。これらの情報はファイルの隣に保存され中には書き込まれないため、納品物は送るものと1バイトも変わりません。ファイルを変更せずにタグと評価を付けるを参照してください。
三か月後にクライアントから連絡が来たとき、記録はそこに残っています。
限界ははっきりさせておく価値があります。
このリストが捕まえるのは取り扱い上のミスです。最も頻度が高く、最も避けやすい種類のものですが、技術的なレビューの代わりにはなりません。
数分です。その大半は判断を要する項目4と5に使われます。項目1、2、3、6は列の並べ替えで済みます。
基準になるのは一式の内部整合性です。同じ組み立てに使う部品群の中で、他と桁が違うものは疑わしいと判断できます。ただしSTLには単位情報が含まれないため、表示される値は数値であって寸法ではありません。
項目6とテクスチャの有無を重点的に見てください。Finderのタグは相手に届きません。情報の受け渡しをそこに頼るべきでない理由がもう一つ増えます。
相手に確認するのが先です。追加の形式が必要なら、同じフォルダからUSDZ、OBJ、STL、GLB、glTFへワンクリックで変換できます。
同じリストが入り口でも使えますし、そこでこそ最も効きます。作業に取りかかる前に問題を見つけられるからです。