3Dプリントをする人は誰もが同じフォルダに行き着きます。PrintablesやThingiverseなど数か所から集めた400個のファイル。名前は part_v2_final.stl、Body1.stl、untitled.stl。プレビューはなく、中身も分からず、確かなことがひとつだけあります。同じモデルをすでに二度ダウンロードしている、ということです。
週末をまるごと改名に費やさずに、このフォルダを読める状態にする方法を説明します。
原因は三つ重なります。名前は他人のCAD書き出しに由来し、その人にあなたのフォルダを気にする理由はありませんでした。STL形式はジオメトリしか運ばないため、名前を補う情報が付いてきません。そしてmacOSはこの形式のプレビューを表示しないため、400個すべてが同じ汎用の書類アイコンになります。
結果として、ファイルの正体を知る唯一の方法は開くことになります。400個ともなれば誰もやりません。
最初の効果は見た目に現れ、インストール一回で済みます。Eyemesh を入れるとFinderのサムネイルが汎用アイコンではなく実際のモデルを表示します。読めなかったフォルダがひと目で見渡せるようになり、スペースキーだけでアプリを開かずに拡大表示できます。詳細はFinderのQuickLookで3Dファイルをプレビューする方法に。
この時点で、明らかな重複はすでに片付き、探していたモデルも見つかっているはずです。
目視では足りない部分があります。よく似た二つのモデルがポリゴン数で十倍違うことも、まったく違う縮尺で作られていることもあります。
リスト表示はフォルダを並べ替え可能な表に変えます。頂点数、三角形数、メッシュ数、バウンディングボックスの寸法。見出しをクリックすれば並べ替わります。スライサーを重くする過剰に密なメッシュや、ミリメートルのフォルダに紛れ込んだインチ換算の部品といった例外を、最速で炙り出せます。
ファイル種別のフィルタは、フォルダにSTLと3MFとOBJが混在する日に効いてきます。
見えるようになったら、覚えておく必要があります。星評価は印刷に成功したモデルを上に押し上げ、タグは印刷済みとテスト済みとやり直しを分け、自由記述のメモは他のどこにも書かれていないことを残します。うまくいった設定、向きを変えるべき部品、入手元のサイト。
これらはすべてファイルの隣に保存され、中には書き込まれません。もともとこの種の情報を置く場所がないSTLのような形式では、この点が効いてきます。ファイルを変更せずに3Dモデルにタグと評価を付けるを参照してください。
定期的に引っ張り出すモデルはお気に入りコレクションに入れ、サイドバーから開けるようにしましょう。案件別、プリンタ別、素材別。しっくりくる分け方で構いません。タグ、メモ、評価もファイルと一緒にコレクションへ移ります。
ダウンロードしたパックがフラットな構成で届くことはまれです。展開すると部品ごと、ときには派生版ごとにフォルダが入れ子になり、目当てのモデルは三階層下に埋もれています。
フラット表示は階層の中のすべてのファイルを一つのリストに引き出します。形式フィルタと寸法での並べ替えを組み合わせれば、フォルダを一つずつ探検する代わりに、数秒でパックが使える状態になります。
ありません。そこがこの方法の要点です。名前の代わりにタグとメモが情報を担うため、そのまま再共有したいファイルに手を触れずに済みます。
使えます。3MFは対応17形式のひとつです。最近のスライサーの多くがプロジェクトファイルにSTLではなく3MFを選ぶようになっているので、実用上も好都合です。
自動では見つけられません。重複検出の機能はありません。ただし三角形数で並べ替えると、同一またはほぼ同一のファイルが上下に並ぶため、すぐに目に付きます。
並べ替えとプレビューが答えるのは一括の仕分けであって、造形の準備ではありません。その境界についてはスライサーを開かずにSTLを確認する方法をご覧ください。
リスト表示、並べ替え、絞り込みは数百件規模のライブラリを想定しています。それを超えると、限界を決めるのは表示ではなくタグの一貫性の側になります。