PrintablesやMakerWorldでモデルをダウンロードすると、STLか3MFかを選べることがよくあります。Bambu StudioやPrusaSlicerはプロジェクトを3MFで保存しますが、多くのモデルライブラリは今もSTLを先に提示しています。どちらでも印刷はできます。ただし持っている情報は同じではなく、モデルに複数のパーツや色があったり、スケールが特殊だったりすると、すぐに違いが現れます。
STLは1987年、3D Systemsが最初期の光造形機のために作った形式です。三角形のリストを保存し、各三角形は3つの頂点と1つの法線を持ちます。それだけです。単位も、色も、マテリアルも、個別のオブジェクトという概念もありません。どのスライサーでも読めることこそ、これほど長く使われてきた理由です。
単位がないことは典型的な落とし穴です。STLは「40」とは言っても、「40ミリメートル」とは決して言いません。印刷の世界ではミリメートルとして読むのが慣習のため、インチやメートルでモデリングされたファイルは、何の警告もなく誤ったサイズで読み込まれます。
3MF(3D Manufacturing Format)は、Microsoftと3D業界の複数の企業が2015年に設立した3MFコンソーシアムが公開している形式です。.3mfファイルは、モデルをXMLとして格納したZIPアーカイブです。ジオメトリに加えて、次の情報を保存できます。
さらに圧縮されているため、3MFは通常、同じモデルをSTLで保存した場合よりもかなり小さくなります。
| STL | 3MF | |
|---|---|---|
| 単位 | 保存されない | ファイル内で宣言 |
| 色 | なし | あり(三角形単位) |
| 複数のオブジェクト | なし | あり |
| プリント設定 | なし | あり(スライサーのプロジェクト) |
| 圧縮 | なし | あり(ZIP) |
| 互換性 | あらゆるツール | 最近のスライサー |
印刷したいモデルの多くは、そもそもSTLでも3MFでもありません。FBXのゲームアセット、PLYやOBJのスキャンデータ、GLBのWebモデル、USDZのARファイルなどです。EyemeshはmacOSで17形式を開き、バージョン1.5.2からは、そのどれでもワンクリックで3MFに書き出せます。1つのオブジェクトに統合され、Z軸が上向きになり、色も保持されます。詳しい手順はBambu StudioやPrusaSlicer向けに3Dモデルを3MFで書き出す方法をご覧ください。逆方向の変換として、EyemeshはSTLへの書き出しにも対応しています。3MFをSTLに変換する方法を参照してください。
何かを選ぶ前にファイルを確認したいなら、Finderでスペースキーを押すだけで十分です。その方法はスライサーを開かずにMacでSTLファイルを確認する方法で解説しています。
保存できる情報は多くなります。単位、色、複数のオブジェクト、設定などです。単一パーツ、単色のモデルなら、どちらでもまったく同じように印刷されます。
Bambu Studio、PrusaSlicer、OrcaSlicer、Curaはいずれも対応しています。一部の古いツールや特殊な用途のツールは、今もSTLしか受け付けません。
いいえ。ジオメトリは同じ三角形のままです。3MFが加えるのは、色や単位など、STLでは表現できなかった情報だけです。
それがスライサーのプロジェクトだからです。Bambu StudioやPrusaSlicerで保存した人のプロファイルが残っています。Eyemeshが書き出す3MFにはプリント設定は含まれず、入っているのはモデルだけです。
はい。Eyemeshはどちらの方向にも書き出せます。ただしSTLには色を入れる場所がないため、STLに変換する際に色は失われます。